天応
てんのう
三倉岳や帝釈峡よりはるかに以前から登られてきた広島県で最も古い歴史を有する岩場である。広島市から20分程度という近さに加え、電車でアクセスできたことも、この岩場がまだ山靴での岩登りが一般的であった時代から利用されてきた大きな理由である。ガイドブックなどには載っていない天応は全国的にはまだ知られていないが広島のクライマーにとっては昔も今も、ポピュラーな岩場であることに変わりはない。山名の由来となった烏帽子岩は麓からもよく目立つ。その烏帽子岩に突き上げる顕著な岩尾根が銀座尾根で、左右の側壁にはミッキーフェース、第1、第2フェースといったショートルートのエリアも拓かれ、良質なルートを提供している。そし銀座尾根の右手には、なめら岩(黒なめら)と呼ばれる大きな一枚岩があり、天応のメインエリアとなっている。なめら岩は岩壁基部から見るよリスケールがあり、60m超の高距がある。岩質は花崗岩だが適度な凹凸やクラックもあり、1〜2ピッチのルートが16本ほど拓かれている。
広島県
34.28026005255026
132.52821018094053
1
0
12
2
2
-
ルート数:
F12
C2
M2
-
アルパインルートを含むエリア